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入境チェックの精度!

香港郊外

私が住んでいたのはTsuen Wanという場所で、北に延びる地下鉄の最終駅からバスで5分ほどの所でした。

現在は、新空港が近くに完成したので便利なところですが、Central(中環)まで地下鉄に乗って30分と、日系企業の駐在員が住むような開けたところではなく、どちらかというと田舎でした。

当然、周りに住んでいるのはほとんどが香港人でしたが、Park'n Shopなどのスーパーマーケットが近くにあり、不便に思ったことはありません。

国境警備

1997年の中国返還後の事です。

通勤の時間帯にこのTsuen Wan駅に行くと、なぜか警官が何名か立って何かをチェックしているのです。

最初彼らが何をチェックしているのか分からなかったのですが、よく観察しているとどうやら中国本土からの不法入境者をチェックしているようでした。

返還後に中国からの移民に対する香港入境のチェックが厳しくなったことの影響だったと思います。

出稼ぎチェック?

香港人(=中国人)が本土からの中国人(=中国人)をチェックする...まるで、東京駅で関西人をチェックするようなものです。(関西人なら、一言喋れば分かりますけどね)

非常に難しい仕事に思えました。だって、Tsuen Wanという所は田舎なので、どちらかというと住んでいる香港人でも「本土からの出稼ぎかなぁ?」と思わせるような人がいっぱいいたからです。(かなり主観的ですので、Tsuen Wanに今でも住んでる香港人の方ごめんなさい)

ピンポイント

と・こ・ろ・が・です。

よく見ていると、時々、ランダムに見えるかのように往来する人を止めて、職務質問をしてます。

そして驚くことに、質問をされた人が警官に提示していたのは全て、香港居民とは色の違うパスポート、それも中国のパスポートなのです。

つまり、適当に呼び止めているように見えて、毎回間違いなく本土からの中国人をピンポイントで当てているのです。

不法入国の人はいなかったみたいで、パスポートを見せるだけですぐに質問は終わっていましたが、とにかくチェックの精度が高いことには驚きました。

告白

もう時効だから言いますが、私は当時まだビザがおりていなかったので、ドキドキしながら警官の前を通っていたものです。

幸い一度も質問をされることはありませんでしたが...。

何を基準に見分けていたんでしょうね。